デジタルトランスフォーメーション(DX)が世界的に注目されています。特に新型コロナウイルス感染症によるニューノーマルな社会に対応するため、企業は早急にDXを取り入れないといけません。しかし成功事例が少ないのが実情で、これはDX=単純なデジタル化という解釈が多いからです。
シェアメディカルが開発したデジタル聴診デバイス「ネクステート」も単に聴診音をデジタル化しただけではありません。ある医療センターではコロナ禍で感染防護を目的としてネクステートを導入し接触感染を防ぐためスピーカー聴診に切り替えました。しかし現場では思わぬ効能が生まれます。スピーカーで聴診音を聞く事ができるのは一人だけではなかったのです。結果的にその場にいる他の医師や看護師も聴くことができ、今までできなかった聴診音の共有化、そしてディスカッションが自然と生まれました。
ネクステートが医療DX2.0を成し遂げたのは、こうした現場の知恵と必然から生まれた偶然です。
本書はこうした多数の企業の事例、そしてそれを系統立てて学ぶことができるDXの本質を学ぶ優れた書籍です。シェアメディカルの事例もzoom社、ウォルマート社、富士フィルム社などと並び掲載されています。
■書籍情報
「マーケティング視点のDX」
著者:江端 浩人
出版社:株式会社日経BP
発売日:2020年10月19日
価格:1,760円(税込)
ISBN:978-4-296-10739-1
Amazon:https://amzn.to/3jE97nK
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